建設業の豆知識コラム【第1回】建設業許可が必要な工事・不要な工事の違いとは?

建設業を始めるには「許可が必要」と言われますが、実はすべての工事に許可が必要なわけではありません。

ここでは、許可の要否を判断する基準についてわかりやすく解説します。

 

✅ 許可が必要な工事の条件

 

🔹 建築一式工事

請負金額が1,500万円(税込)以上

または木造住宅で延べ面積が150㎡以上

 

🔹 その他の工事(内装・電気・塗装など)

請負金額が500万円(税込)以上

 

※工事に使う材料費・労務費・経費などをすべて含めた総額で判断します。

※発注者が用意した材料を使用する場合でも、その材料費や運送費を含めた総額が基準となります。

 

❎ 許可が不要なケース

 

小規模工事(500万円未満/建築一式なら1,500万円未満)

自社施設の工事(社屋・倉庫など)

無償の工事(ボランティア・DIYなど)

 

請負金額を基準以下に見せかける目的で工事を分割することは、建設業法に違反する違法行為です。

 

📝 まとめ

 

工事の種類|許可が必要な金額

建築一式工事:1,500万円(税込)以上 または 延べ150㎡以上

その他の工事:500万円(税込)以上

 

工事の「種類」と「金額」の2点が、許可の要否を判断するポイントです。

不明な点があれば、お気軽にご相談ください!